大事そうなものを大事そうに運んでいる。
映画の世界なら、こっちはフェイクで、ほんとうに大事なものは、軽装の女性が小さなカバンに入れて、涼しげな表情で運んでいたりする。こっちを追いかけている間に、ほんとうに大事なものは、危険な目にあうことなく目的地に到着する。
しかし、治安レベルの高い国であれば、大事なものは、やはり大事そうに運ぶんだと思う。プロテクタを着込んで運んでいる人たちに戦いを挑むのはかなり無謀なことに思えるし、仮にここを逃れても、警察が追ってくるだろうし、現金ならその番号からいろいろと割り出されてしまうので、使うこともできない。
そんなふうに考える人が多い国では、大事なものは大事そうに運ぶべきだ。
さて、これはほんとうに大事なものを運んでいるのだろうか?
Kota Nezu | znug design, inc.
場所:名古屋駅